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有権者の皆さん、もう少し「責任」を持ってください。

 

 こんばんはTRエンタテインメントです。

 下剋上、というよりも完全に想定できていた事態となってしまった希望の党。どうやら特別顧問である小池百合子氏を追い出そうとしているようです。日刊スポーツに上がっていましたので見てみようと思います。

 希望の党執行部は、党創設者で、現在特別顧問を務める小池百合子前代表(65=東京都知事)に、離党を促す調整に入る方針を固めた。

 玉木雄一郎代表ら執行部は、報道各社の世論調査政党支持率が1%台に落ち込んだままの現状を深刻視。昨年の衆院選で「排除の論理」を振りかざした上、選挙後に代表を辞任した小池氏の影響は、少なくないと見ている。

 「どうしても希望と聞くと小池氏の党だ。それとは違う『玉木カラー』を出す」。玉木氏は21日の講演で、党勢回復には「脱小池」の実現が不可欠との認識を強調した。小池氏は現在、党運営には関与していないが特別顧問を務める。

 玉木執行部と、小池氏と近い党創設メンバーとの間で、安全保障政策に代表される路線の違いは大きい。党内の路線対立が、野党各党との連携にも影響しているとみて、松沢氏らの意向を踏まえ、分党の可能性も探る方針だ。

 ただ、希望の党国会議員は、小池氏の呼び掛けに応じて希望に移った。現在議席を得ているのは、衆院選で小池氏の応援を得て当選を果たした面々だ。「用済み」となれば、今度は前代表を排除するのは「責任の押しつけ」(政界関係者)との批判も出ている。

 

出典;希望の党執行部 小池百合子氏“排除”へ下克上計画 - 社会 : 日刊スポーツ

  まず言えることは、初めから想定内であったといえることです。大半が民進党の議員であったことと、その民進党の一人一人、政策が全くもって一致していないことが要因です。

 さらに言うと、小池百合子氏は改憲派であり、全く変えるなと言わんばかりの人間がいた政党ですから、『排除』といっても『排除しきれなかった』ことも事実です。

 正直、玉木代表の言う通り、小池氏の一連の行動なり言動なりで支持率が落ちたことは紛れもない事実でしょう。

 だからと言って、まがいなりにも、「小池氏のおかげで」当選した議員らが、党の方針を変えてまで、国民を裏切り、今度は小池氏を『排除』する訳ですから、見ていて不愉快ですし、このようなことで希望の党の支持率が上がるとも思えません。

 

 それにも関わらず、ここまでの混乱を地方から国政と幅広く与えた小池氏に何故、支持が集まるのか、私は理解できません。小池氏は国政から離れ、都政に身を置いていますが、掲げた政策が何一つとできていません。豊洲市場は土壌中の有害物質を測って検出、ここで追加工事をしますから延期します、と言えば十分納得できますが、市場移転を中止でもするかの如く築地再整備案を出したりと、移転が決まったのは今シーズンの暮れです。

 その他、議会の透明化、待機児童ゼロなど、いくつもの政策は上げているものの達成されず、都知事立候補からのドタバタ劇は今でも続いています。

 

 これらに関しては、希望の党、そして党創設者である小池百合子氏の裏切り行為であるのは事実ではありますが、選んだ有権者、特に「東京都民」が犯した大罪ではないでしょうか。

 確かに、当時の自民党は党員の暴行、暴言などの不祥事が相次ぎ信用できなかったとは考えられます。

 しかし、自民党の不祥事はいわゆる当時の、「魔の二回生議員」個人が起こした事案であり、自民党全体が悪い、じゃあ希望だ!都民ファーストだ!と、捉えたのは短絡的ではないでしょうか。

 それよりか、ここまで組織的に動いて党の方針を変えてまで、分党して合流してを繰り返す「民進党」を、もう少し有権者は判断できなかったのかな、と私は考えます。

 

 希望の党に入れた有権者の皆さん、もう少し責任を持ってください。これが、あなたの望んだ結果ですか。