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都民「圧勝」自民「惨敗」今回の、これからの『東京』を総括してみる。

 どうも、こんばんは、TRエンタテインメントです。少し更新が遅れましたことをお詫び申し上げます。

 さて、都議選も終わり、「やっぱな」って方も、「想定外」という方も多いと思います。今回はとりあえず選挙結果の総括をしてみます。


 まずは自民党。私もさすがに第一党は難しいだろうな、ほぼ不可能だろうなとは予想していましたが、ここまで議席数が減るとは思いませんでした。正直、開票速報を見た瞬間「共産党に抜かれるのでは」と、頭をよぎったのですが、ぎりぎり抜かれなかったという結果でした。

 やはり、自民党員の不祥事が相次ぎ、首相へ「負んぶに抱っこ」状態のたるみ切った状態に、有権者もあきれたのでしょう。「森友学園」は自民の問題ではないので、一部マスメディアのネガキャンでしょう。いずれにせよ、国会議員の不祥事がそのままダイレクトに反映されたものといえます。

 「加計学園」は本当は政府や自民の問題ではないと考えますが、文科省のお役人がだらしなかったんでしょう。前川前事務次官が持ってきた文書というのも信憑性を疑いますし、かといって、森友学園より真実が見えないのも現状です。疑われるはずがなかったものも疑われてしまったのが致命傷でした。

 一方で都民ファーストの会は第一党の座に就きました。都議会でのチェック体制や豊洲市場の問題、防災対策や待機児童の問題など「東京都」としての課題を公約、目標とし、これからの都政に臨む姿勢を有権者は評価したものと思われます。

 このように、都民ファーストの会が第一党となり、これからの都政が始まるというわけであります。

 これからの都政がしっかりと情報を公開し、『東京都の課題』も解決させていく議会並びに「東京」にしてほしいと願っております。

 しかし、そんな都民ファーストの会(特に小池百合子氏)も、些か、不信感がぬぐえない気がします。

 先月、党代表になったとおもいきや、選挙が終わった直後に代表を降りました。確かに都知事と議会の二元代表制を尊重するべく退いたというのには一理あるかと思いますが、それなら何故、党代表になったのだと疑問を持たざるを得ません。

 立候補者を踏み台どころか捨て駒のように扱う、その姿勢が一地方なり国の一部を動かす立場としていかがなものかと思いますが、考えすぎでしょうか。

 そして当選した都民ファーストの会所属および公認の議員についても不安な要素はあります。とあるフリージャーナリストが司会を務めた選挙結果開票の民放番組で、都民ファーストの会所属の当選した議員に、その議員の地区の課題を聞いたところ、終始、抽象的な回答であり、フリージャーナリストが「これから勉強していかなければならない感じか。」と聞き、即答で「もちろんそうだ。」と言ったため、そのフリージャーナリストは「『これから勉強します』ってだけで済むのか。」などと反論をしました。

 この他にも、取材を申し込んだそうですが、半数以上に断られたとの話もあり、「逃げている」とも言っていたそうですが、私から見れば、『何も知らない、聞かれても答えられない。』から、断られたのではないでしょうか。何も勉強せず、小池百合子氏と都民ファーストの名前だけに自らの身を任せ、いざ当選しても何もできないようでは本末転倒です。都政の「停滞」から「混乱」へ悪い方向に流れていく気がしてなりません。

 先に上げたように、小池百合子氏についても知事就任から10ヶ月余りですが、豊洲市場の土壌や地下を安全にする工事なりをするかと思えば、一から豊洲移転を考え直すかのごとく、有識者、市場関係者を集めた会議を行い、土壌や地下空間等の染料の測定だけを行い、都議選告示3日前になって豊洲移転の宣言をするかと思えば、豊洲に移転をするが、築地も整備するとの話まで持ち上げ、さらには具体的な話は追ってっとのことだったため、『選挙ファースト』と、一部で揶揄されました。現実問題、都ができたとしても、市場関係者の混乱は少なからず招いたと言えます。

 都政の停滞が続く中、新しい議会が誕生し、今までの東京よりも期待の風潮であります。しかし、問題点を根本から把握していない議員、問題を長引かせたり、対処を行わないといった決断力に欠ける長。海外からの観光客も増加する中、オリンピックも控え、「Tokyo」が世界から注目される中、私の懸念している『混乱』だけは何とか避けてほしいと願うばかりです。